陣痛促進剤のリスクとは?【主な3つのリスクを解説】

陣痛促進剤を使うと、どんなリスクがあるの?
出産で陣痛促進剤を使うかもしれなくて、怖いです…

そんな妊婦さんへ。

本記事では、以下の内容についてお話します。

  • 陣痛促進剤のリスクとは?【主に3つあります】
  • 陣痛促進剤のリスク、起こる確率は?

この記事を書いている私は、第一子出産時に陣痛促進剤を使った経験があります。その際、先生からリスク・副作用についてもしっかり説明を受けました。

本記事の内容は、その時の先生の説明に基づいているので、参考になるかと思います。

■陣痛促進剤のリスクとは?

注意

陣痛促進剤を使うリスクとして、主に以下の3つが起こる可能性があります。

  1. 陣痛が強くなりすぎる
  2. 胎児の酸素不足
  3. 子宮破裂

ただ、上記はいずれも「誤った使い方」をしたときに多く起こりうるものです。ガイドラインに沿った正しい使い方をしていれば、上記が起こる可能性はきわめて低いと言えます。

ちなみにガイドラインというのは、陣痛促進剤を使うにあたって定められたルールのことです。

では上記3つのリスクについて、順番に詳しく見ていきましょう。

1.陣痛が強くなりすぎる

陣痛促進剤使用のリスクとして、「陣痛が強くなりすぎる」ということがあります。

薬が効きすぎて、子宮が過剰に収縮してしまうことによるものです。

「過強陣痛」と呼ばれたりもします。

過強陣痛が起こると、のたうち回ったり吐いたりするほどの強烈な痛みを感じることになります。また、やたら頻繁に陣痛がやってきたり、痛みの持続時間が長くなったりもします。

そしてこの過強陣痛が、その他の様々なリスクを生み出してしまうことになります。

2.胎児の酸素不足

陣痛促進剤によって過強陣痛が起こった場合、お腹の中の赤ちゃんが酸素不足になるリスクもあります。

子宮が過剰に収縮することで血流が悪くなり、胎児にうまく酸素が届かなくなるためです。

胎児が酸素不足になると心拍数も下がってくるので、緊急帝王切開などを行って、早く外に出してあげる必要があります。

なお胎児の心拍低下に気付くためには、病院側が分娩監視装置をしっかりチェックしていることが大切です。

3.子宮破裂

陣痛促進剤によって過強陣痛が起こった場合、まれに子宮破裂が引き起こされることもあります。

子宮の筋肉の一部が裂けてしまうことによって起こるものです。

子宮破裂が起こると、血圧の低下や大量出血によるショック・胎児の心拍異常など、母子ともに危険にさらされます。

陣痛促進剤による大きな事故のニュースでよく聞くのは、この子宮破裂ですね。

■陣痛促進剤のリスク、起こる確率は?

割合

繰り返しますが、陣痛促進剤が正しく使用されれば、先に述べた3つのリスクが起こる確率はきわめて低いと言えます。

というのも陣痛促進剤の事故は、その多くが病院側の「不適切使用」が原因で起こっているからです。

同機構によると、出産時の何らかの事故によって子供が脳性まひになった188件のうち、陣痛促進剤が使われていたのは56件。うち77%に当たる43件で、日本産科婦人科学会が設けた指針に基づく用法などの基準を逸脱していた。

引用元:日本経済新聞

上記のとおり、事故があったケースの内の多くが、ガイドラインに沿わない使い方をしていたことがわかっています。

具体的には、

  • 規定を超える量の陣痛促進剤が投与されていた
  • 投与のペースが速すぎた
  • 投与中の母子状態のチェックを怠っていた

…といったことが原因で、事故が起こっているのです。

むやみに怖がらない陣痛促進剤。事故原因の多くは「不適切使用」にあり

なお、一番最悪なのは母子の命が危険にさらされることですが、そもそも近年の日本における出産時死亡率は、母子ともに世界トップレベルで低いです。

こういった点から見ても、よほどずさんな産婦人科にかかっているとかでない限りは、陣痛促進剤のリスクを過剰に不安視する必要はないでしょう。

■まとめ:陣痛促進剤使用のリスクは、過強陣痛・胎児の酸素不足・子宮破裂など

病院

これまでのお話をまとめます。

  • 陣痛促進剤使用のリスクとして、主に過強陣痛・胎児の酸素不足・子宮破裂などがある
  • 正しい使い方をされていれば、陣痛促進剤によるリスクが起こることはほとんどない
  • 陣痛促進剤による事故の多くは、病院側の「不適切使用」が原因

どんな薬にもメリットとデメリットがあり、投与される側の人間は、その両面をしっかり理解しておくことが大切です。

陣痛促進剤についてまだまだ不安なことやわからないことがあれば、遠慮せず産院の先生に相談しましょう。

以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。

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この記事を書いた人

アケチ

アケチ

2歳男児を育児中のヘルスケアプランナー。

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