陣痛の「痛み止め」はできるのか?【3つの医療処置を解説】

陣痛の「痛み止め」って、できるのかな?
もしそういう手段があるなら、選択肢として頭に入れておきたくて…

そんな妊婦さんへ。

本記事では、以下の内容についてお話します。

  • 陣痛の「痛み止め」はできるのか?【3つの医療処置があります】
  • 陣痛が来たとき、自分で痛み止め薬を飲むのはダメ?
  • 痛み止めを使わずに、陣痛の痛みを和らげる方法

この記事を読んで、陣痛の痛みを和らげるための「さまざまな選択肢」について学びましょう。

■陣痛の「痛み止め」はできるのか?

注射

結論から言うと、陣痛に対して「痛み止め効果」を発揮できる手法はあります。

それは、以下のようなものです。

  1. 硬膜外麻酔
  2. 鎮痛剤の投与
  3. 局所麻酔

上記はいずれも医療処置になります。なお3については、正確には陣痛への痛み止めではありませんが…(詳細は後述)。

というわけで、上記手法について1つずつ簡単に解説していきますね。

1.硬膜外麻酔

硬膜外麻酔とは、背中や腰から麻酔薬を注入する医療行為のこと。

日本の「無痛分娩」で最も主流となっている手法です。

脊髄神経の近くに薬が入るので、痛み止め効果はかなり高め。

また、なんらかの持病などがない限りは、産婦さんにもお腹の中の赤ちゃんにも、重大な副作用やリスクなどは出にくいと言われています。

ただ陣痛が弱くなりすぎたり、うまく力を入れていきめなかったりすることで、出産が長引くことはあるようです。

あと、脊髄近くに麻酔を入れるので、産婦さんに対するより慎重な全身管理が必要にはなってきます。

そういう意味では、麻酔科医(=全身管理のプロ)がいる産院で行う方が安心ですね。

2.鎮痛剤の投与

陣痛の痛み止めの手段として、点滴や注射を使って静脈に鎮痛剤を入れる方法もあります。

鎮痛効果は、硬膜外麻酔よりは弱めです。

副作用としては、これもそこまで重大というわけではありませんが、産婦さんにもお腹の中の赤ちゃんにも眠気をもたらすことがあります。

鎮痛剤を使った出産では、産まれたばかりの赤ちゃんが大人しかったりするケースも出てくるそう。

薬を入れるわりにはそこまで痛み止め効果が高いわけでなく、副作用もあるにはあるということで、現代においてはあまり主流ではない方法です。

3.局所麻酔

産道付近に、局所的に麻酔をする方法もあります。「陰部神経ブロック」などと呼ばれる手法です。

ただこれは、陣痛の痛みそのものは防げません。そもそも子宮口が全開になるあたりで打つ麻酔なので。

でもお産の最終段階における、赤ちゃんが産道を通ってくるときのメキメキこじあけられるような痛みを和らげる効果があります。

結果、無駄な力を抜いていきめるので、安産になりやすい・会陰裂傷しにくいといったメリットをもたらします。

ただ、麻酔の位置を誤ると多量出血などが起こるリスクも、あるにはあるようです。

また、この手法を取り入れている産婦人科自体が少ないという難点もあります。

「選択肢に入れたくても入れられない」という人の方が多そうですね。

■陣痛が来たとき、自分で痛み止め薬を飲むのはダメ?

薬

陣痛が来たときに、自分で痛み止め薬などを飲むことは避けるべきです。

薬の種類によっては、母体やお腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともありうるからです。

意外な薬が禁忌だったりすることもあるので、自己判断は禁物です。

そもそも陣痛に対して、自宅に置いてあるような、たとえばカロナールなどといった痛み止め薬を飲んだとしても、たぶん効きません。

陣痛は、そんな甘いもんじゃない。

妊娠中にろくに効きもしない薬を飲むなんて、何のメリットもないので止めましょう。

いずれにせよ、あまりに痛みに耐えられないようであれば、まず何よりも先に産院の先生に相談しましょう。

■痛み止めを使わずに、陣痛の痛みを和らげる方法

リラックス

痛み止めを使わずに陣痛の痛みを和らげる方法は、あるにはあります。

「痛み」という感覚は、心と体の状態次第で、その感じ方が大きく変わってくるものだからです。

たとえば以下のことを心がければ、陣痛の痛みは多少なりとも和らぎます。

  1. 腹式呼吸をする
  2. 赤ちゃんが出口に向かっている姿をイメージする
  3. 目をつむらず、おへそのあたりを見つめる
  4. 「痛み以外の感覚」に意識を向ける
  5. 助産師さんの指示を着実に遂行する
  6. こまめな水分補給をする
  7. 出された食事はなるべく食べる

上記は実際に私が、第一子を出産するときに行っていた陣痛緩和策です。

そのかいあってか、私は陣痛をそこまで「つらい」とは感じずにいられました。

上記方法の詳細については、陣痛がそこまでつらくなかった私が行っていた、痛みの逃し方7つにまとめております。興味がある方はぜひご覧ください。

■まとめ:陣痛への痛み止め効果がある医療処置は、3つあります

妊婦さん

これまでのお話をまとめます。

  • 陣痛への痛み止め効果のある医療処置として、硬膜外麻酔・鎮痛剤の投与・局所麻酔などがある
  • 陣痛が来たときに、自己判断で痛み止め薬などを飲むのはNG
  • 腹式呼吸なども、陣痛の痛みを和らげる効果がある

以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。

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この記事を書いた人

アケチ

アケチ

2歳男児を育児中のヘルスケアプランナー。

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