妊娠中は口臭が強くなりやすい。その原因と、12の口臭対策

妊娠してから口臭が気になる…妊娠前は気にならなかったのに、なんで?
妊娠中の口臭、抑える方法ってあるのかな。

…こんなお悩みを解決します。

本記事では、以下の内容についてお話します。

  • 妊娠中に口臭が強くなる原因
  • 妊娠中の口臭対策【12個あります】

この記事でご紹介する口臭対策は、その場しのぎの対策ではなく、口臭が発生しにくくなる口内環境を作るための対策となっておりますので、根本的な口臭改善につながりますよ。

■妊娠中に口臭が強くなる原因

妊娠中の悩み

妊娠中は、通常時より口臭が強くなりやすい状態となります。
その原因は、主に以下の6つです。

  1. 唾液の分泌低下
  2. 口内の酸性化
  3. 歯周病菌の増加
  4. 口内のケア不足
  5. 便秘
  6. ストレス

ではこの6つの原因について、詳しく解説していきます。

1.唾液の分泌低下

妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減ることがあるのですが、これによって口臭が強くなります。

唾液には、口内を浄化したり殺菌したりする働きがあるからです。
唾液の量が減れば、必然的に口内環境が悪くなり、口臭が発生してしまいます。

2.口内の酸性化

妊娠すると、本来アルカリ性であるべき口内が、ホルモンバランスの変化によって酸性に傾きやすくなるのですが、このことが口臭を引き起こします。

口内が酸性化すると、においの元となる菌たちが活発になるからです。
また歯も溶けやすくなるため、虫歯などによる口臭のリスクも高まります。

3.歯周病菌の増加

妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって口内の歯周病菌が増えやすくなりますが、このことも口臭の発生リスクを高めます。

歯周病菌も、イヤなにおいを発する菌だからです。

また、増えた歯周病菌をそのままにしておくと歯肉炎や歯周病になってしまい、さらなる口臭につながります。

4.口内のケア不足

つわりなどが重い妊婦さんだと、歯みがき粉のにおいが苦手になったり、体調不良で動く気になれなかったりすることから、歯磨きがおろそかになりがちです。
しかしそんな状況は、口臭の発生に直結します。

食べカスや菌などがいつまでも口の中に残っていれば、口内環境は悪くなる一方だからです。

5.便秘

妊娠すると、ホルモンバランスの影響などから便秘になりやすくなりますが、便秘も口臭を強くする一因となります。

便秘によって腸に充満したガスのにおいが、口から排出されてしまうことがあるからです。

通常、腸で発生したガスはおならとして排出されるか、あるいは体内に吸収されて肝臓によって無臭化されます。
しかし便秘になると腸内ガスの発生量が多くなり、体内に吸収されるガスの量も増えるため、肝臓の無臭化が追い付かず、一部が悪臭をもったまま口から吐き出されてしまうのです。

6.ストレス

妊娠中は、様々な要因からストレスを感じやすくなりますが、これによって口臭が強くなります。

人はストレスや緊張を感じると、唾液の分泌量が減ってしまうからです。

妊娠中は、つわりなどで体調不良が続いたり、ホルモンバランスの乱れから精神的に不安定になったりと、通常時よりストレスを抱えやすいです。よって、必然的に口臭も発生しやすくなります。

■妊娠中の口臭対策

妊娠中の悩みを解消しよう

結論としては、以下のことを実現できれば妊娠中の口臭は抑えられます。

  • 唾液の分泌量を増やす
  • 歯周病菌を減らす
  • 口内をキレイに保つ
  • 腸内のガスを減らす

そして上記を実現するための具体的な方法が、以下の12個です。
さっそく今日から実践してみましょう。

1.よく噛んで食べる

口臭を抑えたいなら、日頃からよく噛んで食べるようにしてください。

よく噛むことで唾液の分泌が促されるからです。

「1口で30回噛む」ことを心がけましょう。
根菜やキノコ類など、よく噛まないと飲み込めない食べ物をとりいれることもおすすめです。

2.1日3食を欠かさない

朝・昼・晩と、1日3回の食事を欠かさないようにしてください。

3食きちんととることで、唾液の分泌が定期的に促されるからです。

いずれか1食でも抜けば空腹時間が長くなりすぎて、唾液も長時間分泌されないことになってしまいます。
つわりで食欲がないときも、食べやすいものだけで構わないので、何かしら口にするようにしましょう。

3.キシリトールガムを噛む

食後や食間に、キシリトールガムを噛みましょう。

キシリトールガムを噛むと、唾液の分泌が促されるからです。

また、口内の酸性化を防ぐ効果もあるので、虫歯予防にもなります。

4.ストレスは極力ためない

日ごろから、ストレスをためないよう心がけておきましょう。

ストレスを感じる時間が減れば、唾液の分泌量は自然と増えます。

できるだけ無理をせず、こまめにリフレッシュしながら自分を労わってください。

5.乳酸菌をとる

口臭を抑えたいときは、積極的に乳酸菌をとりましょう。
特に「LS1菌」「ロイテリ菌」「L8020菌」を含んだヨーグルトがおすすめです。

これらの乳酸菌は、歯周病菌を殺菌・抑制するはたらきを持っているからです。

ただし糖分は菌のエサになるため、ヨーグルトであれば無糖のものを食べるようにしてください。

6.歯医者に行く

安定期に入ったら、歯医者さんにいきましょう。

虫歯や歯周病などが見つかれば治療してもらえて、口臭の劇的な改善につながります。
食べカスなどの掃除をしてもらえれば、口臭予防にもなります。

地域によっては、歯科検診を安く受けられる「妊婦歯科検診受診票」を発行してもらっているはずです。口臭の有無にかかわらず、その受診票を使って一度歯科検診を受けにいくことをおすすめします。

7.寝る前に丁寧な歯磨きをする

忙しいときやつわりが重いときでも、夜寝る前だけは丁寧に歯磨きをしましょう。

就寝中は唾液の分泌が減って菌が増えやすくなりますが、寝る前に口内をキレイにしておけば、菌の増殖を最小限に抑えることができます。

なお必ずフロスや歯間ブラシなどを使って、歯と歯の間の食べカスをすみずみまで取り除いてください。歯ブラシだけでは、口内に汚れが残ってしまいます。

8.起床後に歯磨きorうがいをする

口臭が気になる時は、朝の起床直後にも歯磨きをしてください。余裕がなければ、せめてうがいだけでもしましょう。

就寝中に口内で増えた菌たちを、洗い流すためです。

うがいだけで済ませる場合は、少量の水を上下左右の歯に勢いよくぶつけるようにうがいをしてください。通常のうがいよりもしっかりと菌を洗い流すことができます。

9.食後は無理に歯磨きしない

食後の歯磨きは、無理してする必要はありません。

食後に歯を磨いたとしても、さほど口臭を抑える効果は得られないからです。

むしろ食後は自然と唾液の分泌が増えるのに、そのタイミングで歯磨きをすれば、せっかくの唾液が洗い流されてしまいます。

もちろん、歯磨きをすれば食べカスは取り除かれるので、一切無駄というわけではありませんが、つわりなどで疲れている時にまで無理してやる必要は全くないということです。

手軽さを考えれば、食後はキシリトールガムを噛むくらいで十分です。

10.ブラシなどで舌掃除をしない

ブラシなどを使っての舌掃除は、しないようにしましょう。

舌をブラシなどで磨くと、粘膜が傷ついて乾燥しやすくなる恐れがあり、かえって口臭を招きかねません。

舌の上が白くなっていて舌苔が気になる時は、舌を上あごにつけてごしごしするだけで、余分な舌苔は取り除けます。あえて道具を使う必要はありません。

11.甘いものを長時間食べ続けない

妊娠中はつい甘いものが食べたくなりますが、長時間にわたって甘いものを食べ続けないようにしましょう。

糖分は菌のえさになってしまうからです。
口内に糖分が絶え間なくあれば、それだけ菌も増え続けてしまいます。

「甘いものを食べるのは〇時のおやつの時間だけ」と決めて、メリハリのついた食生活を送るようにしてください。

12.便秘を解消する

もし今あなたが便秘であるならば、生活習慣や食事内容を見直して便秘を解消しましょう。

便秘が解消されれば腸内にガスがたまりにくくなり、口臭が抑えられます。

妊娠中の便秘解消法については、妊娠中の便秘解消法20箇条【どうしても出ない方、必見です】にまとめてありますのでご覧下さい。

■まとめ:妊娠中の口臭には、12の対策を試してみよう

妊婦さん

妊娠中の口臭対策について、おさらいしましょう。

  1. よく噛んで食べる
  2. 1日3食を欠かさない
  3. キシリトールガムを噛む
  4. ストレスは極力ためない
  5. 乳酸菌をとる
  6. 歯医者に行く
  7. 寝る前に丁寧な歯磨きをする
  8. 起床後に歯磨きorうがいをする
  9. 食後は無理に歯磨きしない
  10. ブラシなどで舌掃除をしない
  11. 甘いものを長時間食べ続けない
  12. 便秘を解消する

口臭があるということは、あなたの口内環境が悪化しているサインです。

これを機に口内環境を根本的に改善し、スッキリさわやかなお口で妊娠生活を過ごしましょう。

以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。

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この記事を書いた人

アケチ

アケチ

2歳男児を育児中のヘルスケアプランナー。

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アケチ

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