妊娠初期に茶おりが続いていて、不安…
そもそもなんで茶おりが出てるんだろ?こわいなあ。
…そんなお悩みを抱えている方へ。
この記事では、主に以下の内容についてお話します。
- 妊娠初期に茶おり(茶色いおりもの)が続くのは大丈夫なのか
- なぜ茶おりが出るのか
この記事を書いている私自身、妊娠初期当時は数週間にわたり茶おりが続いていました。
そのあたりの体験談も交えつつお話するので、参考になるかと思います。
1.妊娠初期に茶おりが続くのは、基本的に問題ない
結論から言うと、妊娠初期に茶おりが続いたとしても基本的に問題ありません。
というのも妊娠初期の茶おりの原因は、ほとんどが大したことないものばかりだからです(詳細は後述)。
実際私の場合、妊娠4週目から8週目にかけてほぼ毎日少量の茶おりが続いていたのですが、妊娠経過は概ね順調なまま、無事出産に至りました。
当時の産婦人科の先生や助産師さんからも、「妊娠初期の茶おりはよくあること。エコーで問題ないなら大丈夫」と言われましたよ。
そもそも妊娠初期の茶おりは、約3割もの妊婦さんが経験すると言われているので、特段珍しいことでもないのです。
また下記の通り、流産との直接的な因果関係もほぼないそうです。
妊娠初期の出血は、胎盤ができあがる途中の子宮内膜の血管の破綻によって起こると考えられており、出血が直接流産に結びつくことは稀です。事実、この時期に出血した妊婦さんと出血しなかった妊婦さんを比較しても、流産する確率は変わらないといわれています。
引用:医療法人社団吉徳会あさぎり病院
2.妊娠初期に茶おりが出る原因
茶おりが出るということは、「過去に子宮内で出血があった」ことを示しています。
過去の出血が少しずつ時間をかけて、茶おりとして出てきているのです。
時間が経って酸化した血だからこそ、茶色いということですね。
ではなぜ「子宮内で出血があった」のかというと、その原因は以下のようなものです。
いずれもよくあることなので、エコーで赤ちゃんが順調に成長しているのであれば心配いりません。
着床出血
受精卵が着床する際に出血を伴うことがあります。これは着床出血と呼ばれるもので、生理予定日の前後に起こることが多いです。
血の色は、茶色だったり薄ピンクだったりと様々です。
胎児の成長による出血
胎児が成長していく過程で、子宮が引っ張られて毛細血管が切れたり、胎盤が栄養を取り込む際に毛細血管が破れたりすることがあります。
これによって出血が起きます。
内診の刺激
内診後にも、少量の血が出ることがよくあります。
エコーなどの器具により、膣内が傷ついてしまうからです。
3.妊娠初期に茶おりが続く時の対処法
妊娠初期に茶おりが続く時の対処法としては、おりものシートやナプキンをこまめに変えることくらいです。
妊娠中は皮膚が敏感になっているため、茶おりで皮膚がかぶれないよう清潔を保ちましょう。
それ以外は基本的に、普段通りの生活で大丈夫です。
もちろん妊娠中なので激しい動きなどはダメですが、茶おりが出ているからと言って極端に安静にしないといけないということはありません。
4.鮮血や多量の出血・痛みがあるときは受診を
もし鮮血や多量の出血があったり、痛みや強い張りを伴う出血があったりしたら、早めに産婦人科を受診してください。
もしかしたら切迫流産など、医療処置が必要な状態かもしれないからです。
必ずしもそうとは限りませんが、いずれにせよ診てもらったほうが安心です。
産婦人科に電話して、「血が出ているからできるだけ早く診てほしい」といった感じで伝えれば、早めに受診させてもらえるはずです。
受診の際は、出血の量や期間・痛みや張りの有無等を伝えてくださいね。
5.まとめ:妊娠初期に茶おりが続いても、気にしすぎないで
これまでのお話をまとめます。
- 妊娠初期に茶おりが続くのは、基本的に問題ない
- 流産との因果関係もほぼない
- 妊娠初期の茶おりの原因は、着床出血・胎児の成長・内診など
- おりものシートやナプキンはこまめにかえよう
- 鮮血や多量の出血・痛みなどがあれば、早めに受診を
妊娠初期に茶おりが続くと不安になりますよね。私も当時は不安でいっぱいでした。
でもその不安に飲まれすぎると、極端に悪いことを想像しがちになって無駄に疲れてしまいます。
これはもはや取り越し苦労です。
妊娠初期の茶おりは基本的に問題ないので、何か他のことを考えるなどして、気にしすぎないように努めていきましょう。
以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。
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