妊娠中に便秘と下痢を繰り返す…それって過敏性腸症候群かも?

妊娠中に便秘と下痢が続くのはなぜ?
妊娠してから便秘と下痢を繰り返していて、つらいし不安です…どうしたら治るんでしょうか。

そんな妊婦さんへ。

本記事では、以下の内容についてお話します。

  • 妊娠中に便秘と下痢を繰り返すのは、過敏性腸症候群かも
  • 妊娠中の過敏性腸症候群を治す方法
  • 便秘と下痢を繰り返しても、お腹の中の赤ちゃんはまず大丈夫

この記事でお話する内容は、実際に胃腸科のお医者さんから教えてもらったことに基づいているので、参考になるかと思います。

また私自身、妊娠中ではないのですが便秘と下痢を繰り返していた時期があり、それを治した経験もあるので、そのあたりのことも少し交えつつお話していきますね。

■妊娠中に便秘と下痢を繰り返す…それって過敏性腸症候群かも?

トイレ

妊娠中に便秘と下痢が交互に起こる、あるいは基本便秘なのに下痢もたまに出るといった場合、もしかしたら「過敏性腸症候群」になっているかもしれません。

便秘と下痢を繰り返すのは、過敏性腸症候群の典型的な症状だから
です。

もっと言えば、妊娠中は、過敏性腸症候群になりやすい要因がそろっているんですよ(詳細は後述)。

ではまずこの過敏性腸症候群、一体どんな病気なのでしょうか。
詳しく解説します。

1.便秘と下痢を繰り返す「過敏性腸症候群」とは

過敏性腸症候群とは、腸に病的な異常はないのに、便秘や下痢・腹痛などが続く症状のことです。

腸のぜん動運動が、極端に強くなったり弱くなったりと狂ってしまうことによって起こります。

10~30代の、特に女性に多く見られ、日本人の成人の2割近くが発症するとも言われている病気です。

過敏性腸症候群には、「下痢型」「便秘型」「交替型」の3バターンあります。
各パターン別の症状は以下の通りです。

  • 下痢型:急な下痢がしょっちゅう起こる/お腹に激痛や慢性痛を感じる
  • 便秘型:便秘がちになる/硬くてコロコロした便が出る/お腹が張る
  • 交替型:便秘と下痢を繰り返す(下痢型と便秘型のミックス)

上記以外にも、お腹がゴロゴロ鳴る・おならが出る・不眠・不安・疲労感・頭痛・肩こり・吐き気・食欲不振など、いろいろな症状を併発します。

妊娠中に便秘と下痢を繰り返すということは、過敏性腸症候群の「交替型」になってしまっている可能性が高いと考えられます。

2.過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因は、「ストレス」や「生活習慣の乱れ」であると言われています。

ストレスや生活習慣の乱れは、自律神経のバランスを崩す
からです。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があるのですが、交感神経が活性化されているときは腸のぜん動運動が抑えられ、副交感神経が活性化されているときはぜん動運動が活発になる、という仕組みになっています。

この自律神経のバランスが崩れると、腸のぜん動運動も狂ってしまい、その結果として便秘や下痢などが引き起こされてしまうんです。

さて、上記のことをふまえると、妊娠中は過敏性腸症候群になりやすいと言えます。

まずそもそも妊娠すると、ホルモンバランスの影響から、腸の動きが通常時よりも狂いやすくなります。
そんな中でさらに妊娠中は、不安や心配ごとが多くてストレスがたまりやすくなり、つわりなどの影響で生活習慣も乱れやすくなりますよね。

要するに妊娠中は、過敏性腸症候群になる要因がそろいすぎてしまうということです。

■妊娠中の便秘と下痢(過敏性腸症候群)を治す方法

妊婦さん

妊娠中の過敏性腸症候群を治す方法は、以下の2つです。

  1. できる限りストレスをためない
  2. 生活習慣を改善し、腸内環境をととのえる

上記について、詳しく解説します。

1.できる限りストレスをためない

過敏性腸症候群を治すためにもっとも大切なことは、ストレスをためないようにすることです。

ストレスは、腸の動きを狂わせる(=自律神経のバランスを崩す)最も大きな要因となる
からです。
よってストレスを減らすだけでも、過敏性腸症候群は大幅に改善されると言われています。

ストレスをためないための具体策としておすすめなのは、1日の中で「オフの時間」を少しでも多く作り出すこと。
これは実際、お医者さんから教えてもらった対策法です。

私の場合は、家事育児でヘトヘトだったころに過敏性腸症候群になったので、育児を夫に手伝ってもらう・家事をかなりテキトーにするなどして、その分オフの時間を増やしました。

仮に仕事をしている人であれば、毎日の残業時間を30分だけでも減らしてもらうよう、職場の人に相談してみるのも良いでしょう(病気を治すためなので、受け入れられてしかるべきです)。

こんな風にして1日の中で「オフの時間」の割合を増やしていけば、その時間を使って適宜ストレスを発散できるので、その日のストレスを翌日以降に持ちこさずに済むようになりますよ。

2.生活習慣を改善して腸内環境をととのえる

生活習慣を改善して腸内環境をととのえることも、過敏性腸症候群を治すためには大切です。

腸内環境がととのえば、腸のぜん動運動が正常化されやすくなるからです。

実際私が過敏性腸症候群になったときは、下痢についてはオフの時間を増やすことで改善されましたが、便秘については生活リズムや食事内容に気をつかうことで改善されました。

ストレスをためないようにするだけでなく、生活習慣を改善し腸内環境をととのえていくことも、過敏性腸症候群を完治させるためには必須ということですね。

生活習慣を改善し腸内環境をととのえるための具体的な方法については、全て妊娠中の便秘解消法20箇条【どうしても出ない方、必見です】の記事にまとめておりますので、ご覧ください。

■妊娠中に便秘と下痢が続いても、お腹の中の赤ちゃんはまず大丈夫

大丈夫

妊娠中に過敏性腸症候群になって、便秘や下痢が続いたとしても、お腹の中の赤ちゃんへの直接的な悪影響はまずありません。

お腹の中の赤ちゃんは、羊水でしっかりと守られている
からです。
医学的にも、便秘・下痢と流産・早産との直接的な因果関係は、一切確認されていません。

というわけで、お腹の中の赤ちゃんのことを心配しすぎる必要はないので、とにかく過敏性腸症候群を治すことだけを考えてくださいね。

■まとめ:妊娠中の便秘と下痢は、過敏性腸症候群かも。ストレスの解消と生活習慣の改善を

妊婦さん

これまでのお話をまとめます。

  • 妊娠中に便秘と下痢を繰り返すのは、過敏性腸症候群になっているかも
  • 妊娠中は、過敏性腸症候群になりやすい
  • 過敏性腸症候群を治す方法は、ストレスをためないことと、生活習慣を改善して腸内環境をととのえること
  • 便秘や下痢が続いても、お腹の中の赤ちゃんはまず大丈夫

妊娠中に便秘と下痢を繰り返すと、体力的にも精神的にも疲れますよね。

でも大丈夫、やるべきことをやれば、腸の動きは少しずつ改善されていきます。

過敏性腸症候群に打ち克つために、さっそくできることから始めていきましょう。

以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。

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この記事を書いた人

アケチ

アケチ

2歳男児を育児中のヘルスケアプランナー。

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アケチ

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