なぜ妊娠中はおならが出やすくなるのか。その原因と7つのおなら対策

妊娠してから、おならがよく出ます。人前だと気軽に出せないし、困ってます…
なんで妊娠中はおならが出やすくなるの?
あと、おならを抑える方法ってあるのかな。

…このような疑問に答えます。

本記事では、主に以下の内容について解説します。

  • 妊娠中におならが出やすくなる原因
  • 妊娠中のおなら対策

この記事でご紹介するおなら対策は、出そうなおならを我慢するための対策ではなく、「おならが出なくなる体作りをする」ための対策なので、妊娠中のおならの悩みを根本的に解決できますよ。

■そもそもおならはなぜ出るのか

どうして妊娠すると…?

さて、まずはおならが出る仕組みについて理解しましょう。

おならの正体は、「飲み込んだ空気」「腸内で発生したガス」です。

  • 飲み込んだ空気:口から食べ物や飲み物を取り込む際に、一緒に飲み込んでしまった空気のこと。おならの7~9割ほどを占める。
  • 腸内で発生したガス:腸内細菌が、腸の内容物を分解する際に発生するガスのこと。

これらの空気やガスは、基本的には腸管から体内へと吸収されます。
しかし発生量が多すぎる場合は腸管から吸収しきれず、おならとして体外に出ていくのです。

また、おならは本来無臭に近いのですが、腸内で発生したガスの割合が多くなると臭くなります。

■妊娠中におならが出やすくなる原因

妊娠中の悩み

妊娠すると、通常時よりもおならが出やすくなります。

というのも妊娠中は、「飲み込む空気の量」と「腸内で発生するガスの量」が通常時より多くなりやすいからです。

妊娠中に、「飲み込む空気の量」と「腸内で発生するガスの量」が多くなる原因は以下の通りです。

1.便秘

妊娠中は、ホルモンバランスの影響や水分不足などの理由から便秘になりやすいのですが、便秘になると腸内で発生するガスの量が多くなってしまいます。

腸内に便が長くとどまれば、それだけ便の腐敗が進み、ガスが腸内にどんどん充満してしまうからです。

また、便秘が原因のおならはガスの割合が多くなるため、においもかなり強くなってしまいます。

2.子宮による腸の圧迫

妊娠中期・後期と子宮が大きくなっていくことも、腸内のガスを発生させやすくする原因となり得ます。

大きくなった子宮が腸を圧迫することにより、腸の働きが鈍くなるからです。

腸の働きが鈍くなれば便秘状態になりやすくなるため、結果的に腸内にガスが充満することになります。

3.唾液の分泌量増加

特に妊娠初期は、ホルモンバランスの乱れなどから唾液の分泌量が増加することがありますが(よだれつわり)、これによって飲み込む空気の量が増えてしまいます。

人は唾液を飲み込む際、必ず同時に多少の空気も飲み込んでしまうからです。

唾液量が増えればそれだけ飲み込む空気の量も増え、結果、腸内にも多量の空気が入ってくることになります。

4.ストレス

妊娠中はホルモンバランスの乱れなどからストレスを感じやすくなりますが、このストレスも、飲み込む空気の量が増える原因となります。

人はストレス状態になると、無意識に「ごくん」と飲み込む動作をしがちになるからです。
飲み込む動作が増えれば、それだけ取り込まれる空気の量も増えてしまいます。

また、人はストレスを感じると無意識に奥歯を噛みしめがちにもなります。そうすると唾液が舌の奥へと流れやすくなり、結果飲み込み動作が増えて、腸内に取り込まれる空気量はさらに増します。

■妊娠中のおなら対策7つ

妊婦さん

結論としては、以下のことを実現できれば妊娠中のおならは減らせます。

  • 腸内で発生するガスの量を減らす
  • 飲み込む空気の量を減らす

そして上記を実現するための具体的な方法が、以下の7つです。さっそく実践していきましょう。

1.便秘を解消する

まずは何よりも先に、便秘を解消しましょう。

便秘が解消されれば、腸内で発生するガスの量は激減するからです。これだけでほぼ、妊娠中のおならが解決される可能性もあります。
臭いおならも出なくなるでしょう。

妊娠中の便秘解消法については、妊娠中の便秘解消法20箇条【どうしても出ない方、必見です】にまとめておりますのでご覧ください。

2.肉類の摂取を減らしてみる

おならが気になる時は、肉類の摂取量を減らしてみてください。

肉類の摂取を抑えることは悪玉菌の減少につながるため、腸内のガスが発生しにくくなるからです。

悪玉菌は、たんぱく質や脂質をエサにして増殖します。よって、たんぱく質や脂質が多く含まれている肉類の摂取を抑えれば、悪玉菌の増殖を防げます。

また、肉類が腸内で分解される際には臭いガスが発生します。つまり肉類の摂取を抑えれば、臭いおならも防ぐことができるのです。

3.食物繊維の過剰摂取に気を付ける

おならが多い時は、食物繊維を摂り過ぎないよう気を付けてください。

摂り過ぎた食物繊維は腸内に停滞してしまい、ガスの多量発生につながるからです。
便秘を悪化させる要因にもなります。

特に不溶性食物繊維は腸内に停滞しやすいため、おならが多い時は少し減らしてみてください。

不溶性食物繊維が多い食べ物:玄米、ライムギ、小麦、大豆、えんどう豆、いんげん豆、さつまいも、里芋、ブロッコリー、オクラ、かぼちゃ、とうもろこし、きくらげ

4.よく噛んでゆっくり食べる

食べ物はよく噛んでゆっくり食べましょう。

よく噛んでゆっくり食べることで、飲み込む空気の量を減らすことができるからです。

早食いは、多量の空気を取り込みやすいため禁物です。「1口で30回噛む」ことを意識してみてください。

5.飲み物は一気飲みしない

飲み物も、一気飲みなどはせず少量ずつ飲んでください。

ゆっくり少しずつ飲めば、飲み込む空気の量は少なく済みます。

また、おならを抑えたいなら炭酸飲料は控えましょう。炭酸飲料は腸内の空気量を増やしてしまいます。

6.唾液は飲み込まずに吐き出す

妊娠中に唾液の分泌量が増えたとしても、飲み込まず吐き出すようにしましょう。

これだけでも、飲み込む空気の量をかなり抑えることができます。

外出中は難しいかもしれませんが、せめて家の中では唾液は吐き出すようにしてみてください。

7.ストレスは極力ためない

ストレスは極力ためないようにしましょう。

ストレスを減らせば、その分無意識的に空気を飲み込んだり奥歯を噛みしめたりすることも減り、
腸内に入ってくる空気量を抑えることができます。

妊娠中くらいは楽をして、嫌なことは極力避けるようにして、徹底的に自分を労わってください。

■妊娠中のおならは我慢しすぎないように

妊婦さん

おならはできる限り、我慢せずに出すようにしてください。

おならを我慢しすぎると、腸内でガスがパンパンにたまってお腹が張り、腹痛を引き起こしてしまうからです。

また、口臭の悪化にもつながります。
基本的には、我慢したおならは肝臓によって無臭化され、呼気として排出されます。しかし我慢するおならの量が多すぎれば、一部肝臓の無臭化が追い付かず、臭いまま排出されてしまうのです。

逆に言えば、おならをたくさん出しても体に何ら問題はありませんし、ましてやお腹の中の赤ちゃんに影響することもありません。

とは言え、人前ではどうしても我慢してしまうこともあると思います。
それは仕方のないことなので、せめて1人でいる時や家の中だけでも我慢しないようにしてくださいね。

■まとめ:妊娠中のおならには、7つの対策が効きます

妊婦さん

妊娠中のおなら対策について、おさらいしましょう。

  1. 便秘を解消する
  2. 肉類の摂取を減らしてみる
  3. 食物繊維の過剰摂取に気を付ける
  4. よく噛んでゆっくり食べる
  5. 飲み物は一気飲みしない
  6. 唾液は飲み込まずに吐き出す
  7. ストレスは極力ためない

おならが増えたということは、妊婦さん自身の腸内環境に改善の余地があるというサインです。

これを機に生活習慣を見直し、おならの悩みを解決して、スッキリした気持ちで妊娠生活を楽しんでください。

以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。

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この記事を書いた人

アケチ

アケチ

2歳男児を育児中のヘルスケアプランナー。

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