妊婦ですが、1回目の糖負荷試験で引っかかってしまい、再検査が決まりました…
再検査の「75g糖負荷試験」の基準値は?あと、当日の検査って、どんな流れで進むの?
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容は、以下のとおりです。
- 妊婦の75g糖負荷試験、基準値は?
- 75g糖負荷試験、当日は何をする?
- 私の75g糖負荷試験の結果
- 75g糖負荷試験で引っかかるとどうなるの?
私自身、妊娠中に50gの糖負荷試験に引っかかってしまい、再検査として75g糖負荷試験を受けたことがあります。
その時の体験をもとにお話していきますので、参考になるかと思います。
※この記事では、主に75g糖負荷試験の当日の流れについてご紹介しております。再検査の基本事項(費用や割合など)について広く知りたい方は、妊婦の糖負荷検査の「再検査」とは?数値や費用など実体験に基づき解説!の記事をご覧ください。
■妊婦の75g糖負荷試験、基準値は?

まず75gの糖負荷試験の基準値は、以下のとおりです。
- 空腹時血糖値:92以上
- 1時間後血糖値:180以上
- 2時間後血糖値:153以上
上記のいずれか1つでもあてはまった場合、妊娠糖尿病と診断されます。
たとえば空腹時血糖は「92以上でアウト」なので、92と出たら妊娠糖尿病、91だったらギリギリセーフです。
つまり75g糖負荷試験というのは、実に2時間もかけて血糖値の上がり方を調べていくという、わりと大がかり?な検査なんですよ。
※病院によっては、30分後血糖値とか90分後血糖値をはかるところもあるそうです。
■妊婦の75g糖負荷試験、当日は何をする?

さて、「基準値はわかったけど、検査では何をするの?」という方のために、検査当日の具体的な流れをご紹介します。
※あくまで私が75g糖負荷試験を受けた時の流れです。病院によって異なる場合もあるので、ご参考まで。
検査当日の流れは、以下のとおりでした。
- 空腹時血糖を測定&採血
- サイダーを一気飲み
- 1時間後に採血
- 2時間後に採血
なお、検査前日の夜9時以降の飲食は禁止でした。水とお茶だけはOK。
では上記4工程について、詳しくお話していきます。
1.空腹時血糖の測定&採血
まずいちばん最初に行われたのが、血糖値の測定でした。
「空腹時血糖」を測るためですね。
看護師さんが私の指先に小さい針をパチンと刺し(これ全然痛くなかったです)、そこから出たごく少量の血を使って、血糖値を測ってくれました。
で、このとき出た数値が「61」。上限を大きく下回る数値で、一安心でした。
…ただ、よくわからなかったのが、この直後に普通に採血もされまして。
「え、結局採血するんなら、さっきわざわざ指に針さして血糖値はかったのは何のためだったの…?」と思いつつも、大人しく従いました。
2.サイダーを一気飲み
次に、75gのブドウ糖が入ったサイダーを飲みます。
血糖値を意図的に上げるためですね。
具体的には、サイダーとストップウォッチを渡されて、「このサイダーを5分以内に飲んでください」と言われました。
で、5分以内って余裕かと思っていたのですが、いざ飲み始めると大変でした。かなり甘ったるいサイダーだったので。
なんとか飲み切ったら、「では1時間後に採血します。それまであまり歩き回ったりせずお待ちください」との指示を受け、一旦退室。
この待ち時間中は、結構気持ち悪くなりました。お腹空っぽの状態で採血&サイダー一気飲みしたのだから、そりゃそうなりますよね。
でもずっと座ってじっとしていたら、30分くらいで体調は落ち着きました。
3.1時間後に採血
サイダーを飲んでから1時間後に、採血されました。
「1時間後血糖値」を測るための血をとるためです。
ただ、このタイミングでは本当にただ採血されただけで、血糖値の測定そのものはされませんでした。
採血が終わったら、「ではまた1時間後に採血します。それまであまり歩き回ったりせずお待ちください」と、また同じ指示。
病院のロビーで、ひたすらスマホいじりつつ待機していました。
4.2時間後にも採血
1時間みっちり待機した後に、再び採血がありました。
「2時間後血糖値」を測るための採血ですね。
なおこのときも単なる採血だけで、血糖値の測定はなかったです。
採血が終わると、「お疲れさまでした。検査結果は次回の妊婦健診のときに、産婦人科医より説明があります」とのことで、ようやく検査終了。
長丁場だったし3回も採血されたし、結構ヘトヘトでした。
なお、お会計は2,760円。再検査にならなければ支払う必要のなかったお金です…地味に悔しい。
そんなこんなで帰宅し、その日のお昼ご飯はごほうびに、好きなものを好きなだけ食べました。
■私の75g糖負荷試験の結果

75g糖負荷試験の結果は、1週間後の妊婦健診時に伝えられました。
結果は以下のとおりでした。
- 空腹時血糖:61
- 1時間後血糖:136
- 2時間後血糖:121
いずれも、余裕の数値でクリア。ものすごくほっとしました…
1回目の糖負荷試験に引っかかってから再検査までの1週間、食事内容などを徹底的に改善したので、それが功を奏したのだと思います。
なお私が行った再検査対策について、詳しくは以下記事にまとめておりますのでご覧ください。
・私が糖負荷検査の再検査をクリアした9つの対策法【食事対策や運動など】
・妊婦さん必見!私が糖負荷検査の再検査をクリアした食事改善例【写真付き】
■75g糖負荷試験で引っかかるとどうなるの?

75gの糖負荷試験に引っかかって「妊娠糖尿病」判定されると、基本的には「食事療法」を行っていくのだそうです。
多くの場合は、インスリン注射などせずとも食事療法だけで乗り切れるらしいですよ。当時の産婦人科の先生が仰っていました。
実際、私が母親学級で一緒になった人で、75g糖負荷試験に引っかかってしまったという妊婦さんがいたのですが、その人も食事療法だけやっていると言っていました。
ちなみにその人がやっていた食事療法というのは、「分割食」。普段の食事を6回に分けてとる食事法です。
あとは栄養バランスに気を付けるとか甘いものを控えるとか、いわゆる「健康的な食生活」を心がけている感じでした。
妊娠糖尿病になったからと言って、いきなり特別な治療を行ったりすることは、そんなにないみたいですね。
■妊婦さんの75g糖負荷試験まとめ

これまでのお話をまとめます。
- 75g糖負荷試験の基準値は、
空腹時:92以上
1時間後:180以上
2時間後:153以上 - 75g糖負荷試験の流れは、
①空腹時血糖を測定&採血
②サイダーを一気飲み
③1時間後に採血
④2時間後に採血 - 75g糖負荷試験に引っかかったら、基本的には「食事療法」を行う
以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。
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