妊婦さんは痔になりやすい。その原因と、効果的な治し方5つ

妊娠してから痔になってしまった…今まであんまり痔になったことないのに、なんで?
妊娠中の痔の治し方、知りたいなあ。

…こんな妊婦さんを、お助けします。

この記事では、主に以下の内容についてお話します。

  • 妊婦さんが痔になりやすい原因
  • 妊婦さんの痔の治し方【5つあります】

私自身、妊娠中に切れ痔ができたことがあり、当時は痛かったし出血もしていたのですが、
この記事でご紹介する「5つの治し方」を実践したところ、1週間もたたないうちに痛みはなくなり、2週間足らずで完治しました。

あなたもさっそく実践して、つらい痔とサヨナラしましょう!

■そもそも痔って何?

そもそも…?

まずは痔について理解しましょう。

痔には、「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」の3種類あります。順番に説明していきますね。

いぼ痔

いぼ痔とは、肛門周辺の組織が腫れて「いぼ」のようになってしまうタイプの痔のこと。

排便時のいきみや長時間の立ち仕事・座り仕事などにより、肛門の粘膜下にある血管に血がたまることによって起こります。

症状としては、排便時の出血や残便感など。
なお、肛門の内側にできたいぼ痔はほぼ痛みませんが、外側にできたいぼ痔は痛みがあります。

切れ痔

切れ痔とは、肛門の皮膚が切れてしまうタイプの痔のことです。

硬すぎる便が出たり、下痢が勢いよく出たりする際に、肛門が強い刺激を受けて傷ついてしまうことによって起こります。

症状としては、痛みと出血があります。切れ痔は治りにくいのが特徴です。

痔ろう

痔ろうとは、肛門周辺に膿がたまるタイプの痔のことです。

慢性的な下痢などによって、肛門周辺の組織が細菌感染することによって起こります。

症状としては、痛みや発熱などがあります。

■妊婦さんが痔になりやすい原因

妊婦さん

妊娠をきっかけに痔ができてしまう妊婦さんは、案外多いです。

特に妊娠中は、「いぼ痔」と「切れ痔」になりやすくなります。
その原因は以下の通りです。

1.便秘

妊娠中は、ホルモンバランスの影響から便秘になりやすいのですが、この便秘が痔を引き起こす大きな原因となります。

便秘によって腸に多量の便がたまると、その便が肛門周辺の血管を圧迫し、血がたまりやすくなるからです。これがいぼ痔につながります。
また、便秘によって便が硬くなると排便時に肛門が傷つきやすくなるため、切れ痔にもつながります。

2.子宮の増大

妊娠中に子宮がどんどん大きくなっていくことによって、いぼ痔になりやすくなります。

大きくなった子宮が周囲の血管を圧迫することにより、肛門の血管にも血がたまりやすくなるからです。

特に妊娠後期や臨月は、子宮の増大と共に胎児も下降してくるため、肛門周辺の血管はより強く圧迫され、血がたまりやすい状態になります。

3.血液を固まらせる物質の増加

分娩時の出血を止めやすくするよう、妊娠中は血液を固まらせる物質が増加するのですが、これによっていぼ痔ができやすくなります。

血管内で血栓ができやすくなるために、肛門周囲も腫れやすくなってしまうのです。

4.血液量の増加

妊娠中は血液量が増えるのですが、これによっていぼ痔ができやすくなります。

血液量が増えると、血管がふくれあがりやすくなるからです。必然的に肛門周辺も腫れやすい状態になります。

■妊婦さんの痔の治し方5つ

妊婦さん

結論としては、以下のことを実現できれば妊婦さんの痔は改善されます。

  • 肛門周辺の血流を良くして、血がたまるのを防ぐ
  • 肛門を極力刺激しないようにする

そして上記を実現するための具体的な方法が、以下の5つです。
以下は痔の再発予防としても効果的です。さっそく実践していきましょう。

1.便秘を解消する

もしあなたが便秘であるなら、何よりもまずその便秘を解消しましょう。

便秘が解消されれば、肛門周辺の血流はぐっと良くなります。また、便が適度な柔らかさになれば、排便時に肛門を刺激することも無くなります。

特に切れ痔に関しては、便秘(=便が硬い状態)が解消されるだけで、症状が一気に緩和する可能性が高いです。事実、私自身もそうでした。

妊娠中の便秘の具体的な解消法については妊娠中の便秘解消法20箇条【どうしても出ない方、必見です】をご覧下さい。

2.長時間いきまない

排便の際、長時間いきまないようにしましょう。なかなか出ないようなら、すぐに諦めてください。

長時間いきむと肛門周辺に血がたまり、いぼ痔が悪化する可能性があるからです。
また切れ痔の場合でも、裂け目が広がってしまう可能性があります。

そもそも便意があまり無い時は、いくらいきんでも便を出すことは難しいです。逆に便意がしっかりあれば、そこまで強くいきむことなく排便ができます。

よって、便意があまりない時に排便しようとするのは止めて、しっかりした便意が来たときに排便しましょう。

3.肛門に刺激を与えない

日常生活の中で、以下のような「肛門に刺激を与える行動」をとらないよう心掛けましょう。

  • 肛門をトイレットペーパーでゴシゴシ擦る
  • 頻繁に下痢をする
  • お酒や香辛料などを摂る
  • 頻繁にしゃがむ

上記の行動を避けるだけでも肛門は傷つきにくくなり、痔のスムーズな治りと再発予防につながります。
また、細菌感染などによる痔の悪化も防ぐことができます。

4.入浴する

痔を治したい時は、日々入浴をしましょう。

入浴することで肛門周辺の血流が良くなるからです。

また、体を温めれば腸の働きが良くなるため、便秘や下痢なども改善され、肛門に刺激を与えるリスクも減らすことができます。

5.こまめに体を動かす

長時間同じ姿勢をとり続けるのはやめて、こまめに体を動かしましょう。

肛門周辺の血流を滞らせないようにするためです。

痔を治したいのであれば、「ずっと立ちっぱなし」や「ずっと座りっぱなし」は禁物です。
頻繁にストレッチをしたり、時には軽い運動もとり入れたりして、常に血流を良くしておくよう心がけてください。

■痔があまりにつらいなら受診を

妊娠中の悩み

さて、基本的にはご紹介した5つの治し方を実践していけば、遅かれ早かれ痔は自然治癒しますが、
現時点であまりに痔がひどく、日常生活に支障をきたしているというのであれば、専門医に診てもらってください。

補助的に、座薬や軟膏などのお薬を処方してもらえるかもしれません。

痔は「肛門科」や「肛門外科」「消化器外科」などで診てもらえますが、よくわからなければ、まずはかかりつけの産婦人科の先生に相談してみると良いでしょう。

妊婦さんの痔の発症割合は決して低くないため、痔で受診することは珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。

つらいときは積極的に、周りを頼っていきましょう。

■まとめ:妊婦さんの痔には、5つの治し方が効きます

妊娠

妊婦さんの痔の治し方について、おさらいしましょう。

  1. 便秘を解消する
  2. 長時間いきまない
  3. 肛門に刺激を与えない
  4. 入浴する
  5. こまめに体を動かす

痔を治したいのであれば、とにもかくにも肛門周辺を労わってあげることが大切です。

普段、顔などのお肌を大切に扱うのと同じように、肛門周辺も大切に扱ってあげましょう。
たったそれだけで、痔に悩まされることはほとんどなくなります。

せっかくの貴重な妊娠期間、痔の痛みに耐え続けて過ごすなんてもったいないです。
最短距離で完治まで持っていけるよう、積極的に行動していきましょう。

以上、アケチ(@akechi_kodomo)でした。

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この記事を書いた人

アケチ

アケチ

2歳男児を育児中のヘルスケアプランナー。

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